原子力の基礎に関すること 拡散筒:ウラン濃縮のための熱拡散装置
拡散筒とは、ウラン濃縮に用いられる熱拡散装置で、長い管状の容器です。筒内には細長い板状の隔壁が多数取り付けられています。この隔壁によって筒内は多数の小さな区画に分かれ、区画ごとにわずかに温度差が生じます。この温度差により、軽い同位体のウラン原子 (U-235) は高温側へと移動し、重い同位体のウラン原子 (U-238) は低温側へと移動します。この原理を利用して、ウラン濃縮の工程において、U-235 の濃度を高めていきます。