大気圧の仕組みと測定

大気圧の仕組みと測定

原子力を知りたい

大気圧ってなんですか?

原子力マニア

空気の重さが地球上のあらゆるものに与える重量のことだよ。

原子力を知りたい

どうやって測定するの?

原子力マニア

トリチェリの実験で行われ、約1mのガラス管に水銀を入れて逆さまにし、測定すると760mmの水銀柱の高さが、海面近傍での大気圧の大きさ(1気圧)になるよ。

大気圧とは。

「大気圧」という用語は、原子力とは関係ありません。正しくは、「大気圧」とは、地球上のあらゆるものが、空気の重量によって受けている重力のことを指します。この重さを測定したのが、トリチェリの実験です。

高さ1mのガラス管に水銀を入れ、水銀がこぼれないよう頭部を下にして水銀を入れた容器に立てると、水銀はガラス管を少し下がります。この高さが760mmのとき、これが海面付近での大気圧「1気圧(atm)」となります。

1気圧とは、1平方メートルあたり約10トンの重さが加わる状態です。感覚的には非常に大きな値に感じられますが、地球に暮らす私たちは常にこの大気圧にさらされています。

大気圧とは何か

大気圧とは何か

-大気圧とは何か-

大気圧とは、地球上のすべての物体にかかる空気の重さのことです。空気には重力があり、それが地球の地表や物体の上に圧力をかけます。空気の重さは、その量と密度によって決まります。海抜が高くなると、空気の量が少なくなるため、大気圧は低くなります。逆に、海抜が低くなると、空気の量が増えるため、大気圧は高くなります。

大気圧の測定とトリチェリの実験

大気圧の測定とトリチェリの実験

大気圧の測定における画期的な実験として知られるのが、17世紀にイタリアのフィレンツェで行われたトリチェリの実験です。トリチェリは小さなガラス管を水銀で満たし、逆さまにして水銀槽に浸しました。このとき、水銀柱の一部が水銀槽側に残って安定するという現象を観察しました。

この現象は、大気圧が水銀柱に作用して水銀を支えていることを示しています。トリチェリは、この水銀柱の高さ(海面気圧時は約76cm)が気圧の大きさであると結論づけました。以来、水銀柱の高さで気圧を測定する方法が広く用いられ、この装置は「気圧計」と呼ばれるようになりました。

海面近傍における大気圧

海面近傍における大気圧

海面近傍における大気圧

空気の性質や気象条件の影響を受けない状態を標準大気と呼びます。標準大気の海面における大気圧は1013.25 hPaとされています。hPaはヘクトパスカルの略で、気圧の単位として用いられています。また、海抜0mにおける大気圧は約1気圧となり、約10.0t/m²という大きな力として空気が私たちを押しつぶしています。海抜が高くなるにつれて大気圧は低下し、高度100mごとに約1hPa低下します。

1atmの重さと感覚的な大きさ

1atmの重さと感覚的な大きさ

1atmの重さと感覚的な大きさ

標準大気圧、すなわち1気圧は、海面で1平方メートルあたりにかかる空気の力です。この力は、約10,336ニュートンに相当します。これを重さに換算すると、体重約1トンの成人男性の重さとほぼ同じになります。

この重さは、私たちが日常的に感じている以上に大きなものです。例えば、私たちが深さ30メートルの水中に潜った場合、水圧によって1平方メートルあたり3気圧が加わり、体重約3トンの重さがのしかかります。この重量感は、非常につらく、深い水中に長く留まることが困難になります。

大気圧が人間に及ぼす影響

大気圧が人間に及ぼす影響

大気圧が人間に及ぼす影響は重大で、私たちの健康と幸福に重要な役割を果たしています。気圧の変動は、頭痛、関節痛、吐き気などの不快感を引き起こすことがあります。また、気圧の変化は精神状態にも影響を与え、不安や気分の落ち込みにつながる可能性があります。さらに、気圧の急激な変化は、高山の病気や潜水病などの重篤な健康問題を引き起こす可能性があります。これらの影響を理解することは、私たちの健康と安全を守る上で不可欠です。